受継がれし想い

昨年、妻の祖母(以下、「おばあ」)が他界しました。

享年90歳。

思えば私の農業の原点は、15年くらい前にやっていたおばあの畑仕事の手伝いでした。

その時に初めて鍬の使い方を教わりました。

かなりぎこちなくて笑われたのを思い出します。

おばあちゃん子の妻は未だに悲しみをぬぐい切れませんが、私も結婚する前からの長い付き合いなのでやはり強い悲しみを覚えます。

みさお農園の”みさお”はおばあの旦那さんです。妻のおじいの名前からとっています。

おじいが残した土地なので私が勝手にそう名付けました。

おじいもおばあも私に一言も「農業をやってくれ」とか「この土地を頼む」なんて言っていません。

「畑も山も好きにしていいから」

よく言っていたのはこの言葉でした。

私の夢は、おじいとおばあが残してくれたこの土地で家族を幸せにできる作物を作り、その価値を周囲に提供し、そこで得た収益で社会貢献(環境関係や福祉)をすることです。

これを叶えるには「先人たちを超える」という意識で、このバトンを受け継ぐ必要があります。

実質、私は2世農家ではありませんが、この土地や嘗てそれなりに資産家だったというおじいの背中という目標があるだけでもバトンを受け継いでいると思っています。

そしてもうひとつ受け継いだ想い

「みんな仲良く、幸せに」

これが、おじいとおばあが一番私に対して求めてたことだと感じています。

その手段としての農業を、私はこれから追求していきます。

おばあへ

長い間本当にお世話になりました。

これからも見守っていてください。

家族のことは俺が守るから安心してね。

どうか安らかに。

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