農家的子育て理論

農業をやりはじめて、子育てにも繋がる気づきがあったので紹介します。


私はこれまでの慣行農法を学ぶ前に自然農法の学習から農業界に入りました。

自然農法とは、自然に近い環境のもと、作物の本来の力を引き出す農法であり、放任栽培ではありません。
完全放任では自然に生ってるだけであり、農法とは言えず、結論、うまく育ちません。

(普通は「いや、当たり前だろ!」と思うでしょうが、自然農法の学習から入った私は一周まわってやっと気づきました💦)


自然農法は「農法」なので、人の手が加わります。

作物自身が持つ本来の力を、余分な人工物を使わずに引き出す。

それが現代で理想とされる農業の姿です。


私はここに子育てに共通するものを感じました。

子供の持ってる力を最大限に引き出すには、親が用意した人生のフレームに無理やりはめ込むことも、放任して本人の自力のみに任せる育て方も望ましくはないでしょう。

私自身の話ですが、特に学力の面では放任されてきたました。

植物に例えるなら、自然にあるだけの養分で育ち、暴れ(必要のないところに栄養を使い)、他との競争に敗れて陽が当たらなくなって弱っていきました。

自分の力だけで軟弱に生長し、そして枯れていった感じですね。

私が真剣に学習に取り組んだのは社会に出てからでした。

今の能力では社会の競争に勝てないと思ったからです。

その時にいろいろ思ったことがあります。

これまで出会った大人たちに感謝はしていますが、

『これ、子供の頃に教えといて欲しかった~~~~~~!!!』

ってことがめちゃくちゃあるんですね。

なので私は今、親になって心掛けていることのひとつに

今、それが伝わらなくても、いずれこの子が道に迷った時に早い段階で軌道修正できるように『理解はできなくても、その概念や言葉だけでも頭に入れといてあげよう』という考えがあります。

慣行農法と自然農法の違いの本質は肥料をあげるとかあげないとかじゃないんです。

視点が人にあるか作物にあるかの違いです。

子育てに言い換えると、親目線か子供目線かということです。


親は子の目線になれれば 2回目の人生みたいなものとも考えられます。そのままいけばどうなるか自分がある程度経験してるんですね。

大それた話ではなくて、「甘いものを食べすぎたら体に悪い」とか、「ひとに対してこういう接し方をしたらこうなる」とか。

世の中の当たり前や、自身が経験してきたことを、あくまで今の自分の目線ではなく、子供の頃の自分の目線に戻って、感じたことを今の子供の目線で話すってことです。

そうした目線で、こういう時に何をしてあげるべきで、何を敢えてしてあげないべきなのかを判断する。

これが農家的子育て論の一つです。


まとめ

あくまでも子供も自分自身ではないという意味では他人なので、投げかけた言葉に対する反応も結果も当然違いますが、大人になってから「これ、子供の頃に知っときたかったぁー!」ってことを伝えるのはやはり大事です。そのためには我々大人たちも学び、成長し続けていないといけませんね。

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