現代の野菜は半世紀前の野菜と比較して、全般的に栄養価がガタ落ちしているようです。
それも酷いものでは1/10以下のものもあり、半分以下にまで栄養価が下がっているものはざらにあるのだとか。
そうなると、よく見る栄養成分表の数値もどの程度正確な数値かが怪しく、少なくとも物(というよりは、製造元)によってだいぶ変わってくることが分かります。
つまり、例えば人参なら、色や大きさなど見た目のそう変わらないAとBの人参でもまるっきり別物と考えた方がいいくらいの違いがあるんです。
また、一般に言われている野菜の一日の摂取量も、数倍単位で多く摂取した方がいいことになります。
しかし、問題なのはこの先です。
現代の野菜には『硝酸性窒素』というものが多く含まれていて、これは発がん性物質を作る成分のため、とある研究では「野菜の摂取量と抗がん作用は相関しない」という結論さえ出ています。
しかし、食物繊維やビタミン、ミネラルが体を整えるうえで重要な役割を果たすことは経験的にこれまでの人類が証明してきています。
察するにこれは、硝酸性窒素の発がん作用と野菜の栄養の抗がん作用の相殺が起きての結果だと思うんですね。
話を戻しますが、そんな硝酸性窒素を多く含む野菜を栄養価が足りないからと言って多くとって健康になれるでしょうか?というのが問題になってきます。
消費者目線としては、『野菜は選ばなければいけない』ということと、
生産者目線としては、『日本の食を本当の意味で支える重大な任務がこれからの農家には課せられている』という思いを抱きました。
幸い、この硝酸性窒素を発生させない解決策は既に分かっています。
ただ、その農法を用いて生計を立てられている農家の割合が低いのです。
しかし、現代より農業を始める私としては、これは農家の使命として、多くの人の健康を内側から支えられるように努力していくしかないと心に決めました。
生命力のある野菜で、人々の生命力を育てる仕事です。
こんなやりがいのある仕事はありません!
まずは自分と自分の家族が「納得」の、その先。
「感動」する野菜作りをします。

