芋屋を本気でやろうと思う前には2回ほど家庭菜園でサツマイモを植えただけの経験しかなかった。
土地だけは当初邪魔に思うほどあった妻の実家で、焼き芋がやりたくて、なんとなく植えたのが初めての栽培だった。
なんの品種とも気にもしなかったので今となっては分からないくらいなんとなくやってみた。
サツマイモの食べ方も保存方法も知らなかったので、こんなに採れても無駄になると思い、その後何年も植えることはなかった。
2回目の栽培は、お世話になった上司に訳あって贈ろうと思ったのがきっかけだった。
まだこの時もなんの知識もなく育てていたが、この時の経験が後に焼き芋屋をやろうと思うきっかけのきっかけになったと後から思う。
それから一年半後くらいだろうか、職場が急激にブラック企業化し、組織としても破綻しだしているのが目に見えて分かった。そんな時、雑誌でみた焼き芋屋の記事に惹かれた。
それについての詳細は長くなるので割愛するが、うちで持て余している土地で農業をやれば、最悪でも老後の生活資金の足しにはなると思い。2020年の終わりの頃、本格的な活動を始めました。
土壌や必要面積なども含めた農業に関すること。サツマイモや焼き芋、干し芋についての商品のこと。その価格設定や販路や競合、地域特性など経営に関すること。その他関係する法規類。思いつく限りのことを調べてみた。
あらゆる選択肢を潰しながらも、調べれば調べるほど、この計画は現実味を帯びてきた。
芋屋への道 土地開拓編へ続く
